生産活動(ノンノの活動紹介)

ノンノでは希望する方に対して、軽度な作業(ハーブ育成と加工・さき織り・ろうそくづくり等)に参加していただき、製品をつくり販売をしています。販売によって生み出された収益は、原材料等の必要経費をひいて工賃として分配しています。
ノンノでの労働は、社会や誰かが必要としていることに、純粋に取り組むという考えを大事にしています。「労働=賃金」という考え方にしてしまうと、気がつ かないうちに「稼げない人は役に立たない」ということになっていることがよくあるからです。ここでは、そのような目でみられ、苦しんできた方も少なくあり ません。その労働の本来の意味を意識できると、賃金に結びつかない作業には意味がないとか、稼げない人は価値がないなどと思う必要が和らぎ、自分に出来ることがたくさんあることに気づくのです。もちろん、経済的バラン ス感覚を養うことも大切なテーマとしてお伝えしています。

 

<機織り>

毎週2日ははた織り日です。冬になると畑作業がないのでほぼ毎日行っています。ノンノのはた織りは、「さき織り」というものです。古着や着物などを集めたり、いただいたりして、一枚の布にほどき太さ7mmー1cmくらいに細く裂いていきます。手で裂きますが、裂きにくいものはハサミで切ります。一定の幅に裂くのは難しいのですが、みんなでおしゃべりをしながらの布裂きは楽しい時間です。

たて糸をそろえ、筬(おさ)通し、そうこう通しを行い機(はた)にかけます。とても時間と根気の要る作業です。裂いた布をよこ糸として織り込んでいきます。手足をリズミカルに動かすので波にのるととても気持ちがいいです。
さいた布の色選びや織りかたにその人その人の個性がでるため、織りあがった布も個性豊か。

そして、織った布をバッグやポーチなどに加工します。縫製は主にボランティアさんの協力をいただいています。ノンノの近くで、さき織りグループ「織りひめの会」をされていらっしゃる皆さんが毎週1回来てくださり、本当によく手伝ってくださっています。「織りひめの会」の皆さんはいつも目がきらきらしていて、アイディアに満ち溢れておられ、私たちが織り上げた布を見る見る間に製品に仕上げてくださいます。

一つの製品ができあがるまでにとても沢山の人の手と時間がかかっています。どれも、一世界に一つしかないものたちです。

 

<みつろうそくづくり>

11月になると、畑仕事がおわりミツロウソク作りが始まります。ミツバチの巣からとれる”みつろう”を鍋で溶かし、ローソクの芯を何回も何回も鍋に浸けて作っています。
型に流し込むのであればあっという間ですが、あえてこのやり方をし、作る人の心をこめています。

 

<ハーブソルトづくり>

青じそ、バジル、タイム、パセリ、イタリアンセロリといったハーブを使い「ハーブソルト」を作っています。お料理にぴったりです。

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